北朝鮮崩壊へのカウントダウン

■「完全破壊」=「最後通牒」

 国連総会の場において、トランプ大統領が日本の拉致被害者について言及したことで物議を醸している。安倍総理の影響があるとはいえ、米国大統領が日本の拉致被害者について公の場で話した意義は大きい。しかも、その場が、ポリティカル・コレクトネスの本拠地とも言える「国連」というところが面白い。

 しかし、同時に、その場では、北朝鮮の「完全破壊」という、この上なく物騒な言葉も飛び出した。先日の「いずれ分かる」や「世界が見たことがないような炎と怒りに直面する」などの言葉と合わせて考えると、相当な規模の攻撃になることを暗示しているかのようだ。反撃の余地がない攻撃でなければパーフェクトということにはならないので、この「完全破壊」という言葉は、ある意味、「最後通牒」と言えるのかもしれない。

 普通の国の指導者なら、これで白旗を挙げて無血開城となるところだろうけれど、テロリストの如き北の独裁者に、その言葉の持つ意味が解るかどうかが運命の分かれどころと言える。

 「北朝鮮を完全破壊する」と脅しても、まだ核開発や核実験を止めないということであれば、最後の手段に出る可能性は極めて高くなる。トランプ大統領の言っていることは単なる脅しではなく、理詰めで考えると、そういう結果に成らざるを得ないということに気付かなければいけない。

■史上最悪の独裁国家は遠からず崩壊する

 逆に、核開発から手を引けば、無事に過ごすことができる。ただし、その主語は「国民」であって「金正恩」ではない。どちらを選んだとしても北朝鮮の体制自体は崩壊する。体制が崩壊するだけで済むか、国家そのものが崩壊するかという瀬戸際に立っているのが、現在の北朝鮮の姿だと言える。独裁者のみが滅びるか、国民を巻き添えにして滅びるか、あるいは他国の人々まで巻き添えにするかという切羽詰まった状態だとも言えるだろうか。

 普通、このような危機的状況に置かれると、「このままでは国が滅びる」「馬鹿な独裁者の巻き添えになって死んでたまるか」ということでクーデターが起こり、内部崩壊(自滅)してもおかしくないところだが、そういった人物が誰も出てこないところを見ても、いかに異常な国であるかがよく分かる。
 現状では、北朝鮮という国そのものが、かつてのオウムのようなものとも言えるので、完全に洗脳された取り巻き達にも、まともな理屈は通じないのかもしれない。

 11月初旬にはトランプ大統領が来日することになっているが、中国と韓国にも訪れるそうなので、おそらく有事前の東アジア視察も兼ねてのことなのだろう。あるいは、金正恩の暴走次第では、北朝鮮攻撃後の謝罪行脚になる可能性も全く0とは言い切れない。

 これまで「北朝鮮は崩壊する」というような話をしてきた識者は何人もいたが、その都度、その予測はハズレてきた。しかし、幸か不幸か、どうやら今度こそ「北朝鮮が崩壊する」可能性が高くなってきた。願わくば、自国や他国を巻き添えにすることなく、金独裁体制だけが滅ぶことを願いたい。

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