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後日談【映画鑑賞料金の改善提案】

 ココログのアクセス解析というのは便利なもので、閲覧した人の数やリンクを貼ってくれている人の元サイトまで判ってしまうことがある。リンクを貼ってくれている人がいることは有り難いが、逆に、私の投稿文に対して、反論(?)をしている人のサイトも偶然発見することができた。オープンなブログであるがゆえに仕方がないこととはいえ、読んでみてあまり気持ちが良いものではないなというのが正直なところだった。

 当ブログにコメントとして正々堂々と反論を書いてくれるのであればそうでもないのかもしれないが、投稿者の気が付かない所で陰口をたたかれているような…と言うか、聞きたくもない陰口を聞いてしまったようで残念な気分になってしまう。日記を書いていて反論されるようなことはまず有り得ないだろうが、インターネットに公開した日記には反論は付き物と言ったところだろうか。

 私も書籍や映画についての書評はこのブログに書いてはいるが、個人に対して否定的なことはあまり書かないようにしている。お金を出して購入、または鑑賞したものであるなら、つまらないものはつまらない、面白くないものは面白くないと、正直に書く資格はあるのかもしれないが、否定的な書評は書いていてもあまり得るものがないので、なるべく避けている。いわんや、ブログという個人的な日記に対しての否定的な評論は私からは絶対にしないつもりでいる。それが文化の発展に寄与するというのなら、やぶさかではないが、他人の日記に対して批判的な評論を加えるなどは、あまりお勧めできるようなことではない。個人に反論する位なら、いっそのこと、反対意見を自分で考えて書いた方がスッキリすると思う。

 先達て、「映画の鑑賞料金はなぜ昔から全く変化せずに固定されているのだろう?」というふとした疑問から、映画の鑑賞料金について少し考えたものを掲載すると、某映画関係のブログで、そのことが紹介されていた。しかし、よく見ると、タイトルが「机上の空論」となっている。「ん??」というのが率直な感想だった。

 私は映画の専門家ではなく、それほど映画館などについても詳しいわけではない。ただ、映画を観るのが好きな1映画ファンに過ぎない。その私が個人的な考えを日記(雑記?)として公開してみた。こんな考えもあっていいのではないか?という軽い気持ちで投稿したのだが、映画通の人と私では視点が全く違っていたようだ。
 私は経済的な視点で仮説を述べているに過ぎないのだが、映画通の人からは実現可能なことしか認めることができないというニヒルな感情が伝わってきた。やってみなければ判らないという仮説論者と、やっても無駄だという現実論者といったところかもしれない。私は映画館総て(業界総て)のことを述べているのだが、どうも映画通の人は、個別の映画館という認識で反論されているように感じた。

例えば、
>価格破壊をした他業種が結局どうなったかを考えれば、料金に訴えるのはあまり賢くないだろう。

 なぜ、価格破壊した他業種のことが真っ先に出てくるのだろう? 映画館(個別ではなく日本中の映画館という意味)の興行収入がいつまで経っても頭打ちであるのであれば、価格を見直した方が良いということがそれほど可笑しなことだろうか? 映画館同士で競争して料金をスパイラル的に下げて価格破壊せよと言っているわけではない(そこまで考えを飛躍する必要性もないと思うので)。
 他の業界が日常的に行っているように、企業努力すればどうか?と言っているだけであって、「そんなことでは根本的な解決にならない」と決めつけるのであれば、それは競争原理を頭から否定した発想であり、商売人の発想ではないとも言える。(映画も商売であることに異論はないでしょう?)

 そもそも1800円という料金はどこから出てきたのか? それが下げることのできる目一杯の料金だとでも言うのだろうか? 企業努力によって、それが下げることのできる限界だというのなら仕方がないだろうが、とてもそうとは思えない。鑑賞人数が減少したので、限界だというのは言い訳にならない。そんな言い訳が通用するのであれば、昔は料金が高過ぎた(=ボッタクリ)ということになってしまう。
 ちなみにアメリカでの映画料金は日本円に換算すると1000円以下だとなにかの本に書かれていた。そのせいかアメリカでは映画をスクリーンで観る人が多いのだとも。

>映画館が高いから映画館に行かないのではない。そういう言い訳をするひとは、安くたって行かない。タダだって怪しい。

 1000円になっても観に行かない人は行かないというのはその通りだろうが、観に行く人が増えることに違いはないだろう。私自身もアメリカ並みの料金なら映画館で観たいと以前から思っていたので、敢えて1000円にこだわった。
 繰り返しになるが、それで商売が成り立つかどうかは別問題(あくまでも提案なので)。

>映画人口を増やさなきゃいけない、という声は、本当に映画のことを考えているのだろうか。

 映画人口を増やしたい・・・これは提供者の論理
 映画を安価で観たい・・・・これは消費者の論理

 どちらの側に立脚するかで、視点は大きく異なる。私は、あくまでも消費者の視点で、提供者はどうあるべきかを述べている。映画のことを考えて論じているのではなく、映画の内容をどうこうすればという製作者側の話をしているのでもない。そして映画を観るのは好きではあるが、映画の理想論を述べたわけでもないので、誤解のないように。

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