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自民党の捨て身の戦略は功を奏するか?

2009072201 今日の新聞を見てみると、自民党、民主党ともに全面広告が掲載されていた。また互いの揚げ足取りでも行っているのか…と思って読み進むと、「えっ!?」と驚く箇所を発見した。それは自民党側の広告の方なのだが、そこには以下のような文章(民主党批判)が書かれてあった。
 
  『(民主党は)偏った教育を進める日教組が、強力な支持母体
  
 当ブログでも以前に記事として取り上げたことがある(→「ぶっ壊す」発言から始まるストーリー)が、確か、中山大臣がこれと同じようなことを言っていたはずだ。
 しかし、中山氏の発言は『失言』とされ、辞任に追い込まれたことは記憶に新しい。当時は自民党内部からも激しい批判がなされていたと記憶しているが、あれは一体なんだったのだろうか? 「日教組をぶっ壊す」と言ったことで袋だたきにあってしまった中山大臣も、この広告にはさぞかしビックリしたことだろうと思う。
 
 しかし、このところの自民党の焦り方は尋常ではない。恥を承知で、東国原知事や橋下知事にお声がけしたかと思えば、今度は、中山大臣に変わって、タブー(?)になっていた日教組批判まで行うのだから、もはや、なんでもありの様相を呈してきたようだ。
 国民からの反感を恐れて中山氏を辞任に追い込んだ当の自民党が、中山氏の発言は正しかったと認めたのだから驚きだ。今後、マスコミも黙ってはいないだろう。もし黙っているようなら、マスコミは何かに操られているということになる。
 
 「窮鼠猫を噛む」と言うが、まさしく現在の自民党は、マスコミに噛みついてでも勝利を手にしたいという心境なのかもしれない。しかし今回もまた遅きに失した感は否めない。どうせなら、当時、中山氏を擁護する立場にたって、民主党と大論争でも繰り広げていれば、風向きも変わっていたかもしれないが、今更、踵を返しても逆効果になる可能性も否定できない。おそらく当時、中山氏を支持していた多くの国民は、「言っていることがコロコロ変わり、信用できない」と思うだろう。
 
 それでも勝ちたいと言うのであれば、中山大臣を総理大臣にでもして、ついでに田母神氏も要職に就けるような戦略でも練った方が良いかもしれない。もはや、国民には建前は通用しない。本気で政権を獲りたいのであれば、本音を語ることのできる人間を前面に出すしかないと思われる。
 はたして自民党にそこまでする覚悟があるのかどうかは分からないが、捨て身の戦法でしか今度の選挙戦を勝ち抜くことはできないだろう。また、建前を捨てて本音を語れる政党でなければ、これからの政治家は務まらないだろう。
 
 ところで、現政権には残念ながら、「自由党」なるものが存在していない。
 「自民党は自由民主党ではないのか?」という意見もあるかもしれないが、私から観れば、現在の自民党は『社会民社党』と言った方が近いと思う。他の政党も以下に示すと次のようになる。
 
 自由民主党 → 社会民社党
 民主党 → 民社党
 社民党 → 労働組合党
 共産党 → 日本共貧党
 
 あくまでも私見ではあるが、この国には、『自由』や『国民』を第一に重んじる政党が存在していない(政治家個人としては存在していると思う)のではないかと思われる。まるでブラックジョークのようだが、私の本音でもある。当ブログを閲覧しておられる人の中に政治家の人がいるかもしれないので、反感を買うようなことを書くのはなるべく避けたいところだが、ブログに建前を書いても始まらないので、ご了承の程を。
 
(追記)
 先程、記事を書いて投稿後、ヤフーニュースを見てみると、なんと中山氏が出馬表明したことが明らかになったようだ。これはちょっと面白くなってきた。今後の展開に注目しよう。

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