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「決断できない日本」の政治家達

2011100201 先週に録画していた『朝まで生テレビ』(決断できない?!日本外交)を観てみた。ケビン・メア氏がどういう人物であるのか興味があったので観てみたのだが、なるほど確かに現実が見えている冷静沈着な正論者だった。
 
 元外務省の孫崎 享氏が1番目立っていた(?)が、ネットでは意外にも孫崎氏の人気が高かったらしい。おそらく極端な反米感情を抱いた左右翼の人々の目には孫崎氏のような人物の言動が格好良く映ったのだろうと思うが、私にはそうは見えなかった。
 こういった(ある程度)本音を語れるテレビ番組を観ていると、そこに登場するパネリストが本物(正論者)であるのかどうかがよく分かる。
 
 メア氏の言うところの「決断できない」とは、かつて、ウォルフレン氏が述べた「誰も責任を取らない」と同じ意味合いで使用されているものだろうと思う。日本の政治家は選挙に当選することが第一目的なので、批判を恐れて、表立って正論を述べることができない。そういった国を端的に表した言葉が「決断できない日本」ということなのだろう。
 早い話、日本には本物の政治家(リーダー)がいないのである。もちろん水面下には本物の政治家が隠れていると思うが、正論を述べると政治家になれないので、結局、二枚舌を使い分ける世渡り上手な人物しか責任ある政治要職には就けない社会になってしまっているということである。そういった社会になっているのは言葉狩りを生業にしているマスコミにも大きな責任がある。
 
 日米の安保条約が重要であることに疑いを入れる余地はなく、中国や北朝鮮という危険な軍事国家に囲まれている日本には絶対的に必要なものである。決して、アメリカ贔屓するつもりはないのだが、このことは現実(世界の外交問題)が見えている人々にとっては至極当然のことだろうと思う。

 仮に今、アメリカとの安保条約を破棄すれば、日本はどうなるか? 言葉は悪いかもしれないが、その状態を喩えて言うなら「番犬を失った子豚」である。中国は「」で北朝鮮は「」みたいなものである。ちなみに日本の自衛隊は「室内ペット犬」(あくまでも喩え)みたいなものなので、室外で飼われている子豚を守ることはできない。
 
 自国を守る現実的な手段を持たない(と言うより持てなくしてしまっている)国が、現実的な防衛手段(戦争抑止手段)である安保条約を失ってしまうことは、物凄く危険なことである。そういったリアルな現実が見えていない平和ボケした人々が、日本を「決断できない国」にしてしまっている可能性があるということも考える必要がある。

 付け加えると、日本が自主防衛しては困るという後ろめたい思想を持つ勢力があることも忘れてはいけない。彼らがどういう勢力であるのかは想像に任せるとして、彼らは日本が核武装すると困るので、反原発運動に混じって「原発反対!」と声高らかに絶叫しているという現実がある。彼らの本音は「反原発」ではなく、実は「反核武装」なのである。「平和」を追い求める左翼的な行為が、実は反平和に繋がっているというリアルな側面があることも知らねばならない。
 
 「決断できない」とは、言葉を変えれば「事勿れ主義」と同義語であり、現在の日本の問題は全てこの「事勿れ主義」から派生していると言っても過言ではないと思える。誰も責任を取ろうとせず、決断しようともしない事勿れ主義が、この国を疲弊させ、発展することを阻害しているという現実をこそ直視しなければならない。
 
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コメント

世界恐慌の対策は出来ていますか?
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投稿: 畑香良洲 | 2011年10月 3日 (月) 05時35分

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