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アフィリエイトにおける嫉妬問題について

■「アフィリエイト収入」が嫉妬の対象になる国

 世のブロガーの中には、個人の才覚なのか、努力の賜物なのか、はたまた強運の持ち主なのか、アフィリエイトで生計を立てているという人がおられる。ブロガーの収入源というのは、広告やアフィリエイトがメイン…と言うより、基本的にそれしかないわけだから、それで生活ができるだけのお金儲けができる人というのは、ある意味、商売上手な人なのだろうなと思う。

 少し前に、言いたくても言えない作家達の本音を代弁する形で、「図書館の新刊入荷時期問題」について記事を書いてみたが、今回は、言いたくても言えないブロガー達の本音を代弁する形で、「アフィリエイトの嫉妬問題」について述べてみたいと思う。今回は私自身もブロガーなので、私情が絡んだ意見だろうと誤解されそうなので、百田尚樹氏に倣って、私情は全く関係ないことを予めお断りしておきたいと思う。
 日本では、お金儲けやお金のことについて書くと卑しいと思われる風潮があるので、こういった記事を書くのは少々憚れるのだが、誤解を恐れずに書いてみたいと思う。
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 さて、早速本題に入ろう。
 先日たまたま、ネット上で以下のような意見を見かけた。

 「ブログにある画像をクリックするとブロガーにお金が入るようになっているのでクリックしないように注意しましょう

 なんともさもしい意見であり、他人のブログのコメントながらゲンナリしてしまったというのが本音だが、こういう意見に対して、真面目に反論するブロガーはあまりいないようなので、言いたくても言えないブロガーの本音を代弁してみたいと思う。

■「アフィリエイトは儲かる」という誤解

 ブログを書いていない人(アフィリエイト未経験の人)は、ブロガーがさも儲けているかのように思われているのかもしれないが、一般的なブロガー(私も含む)は毎月1000円も儲けていない。何年か前に、「毎月1000円以上儲けているブロガーは全体の1割もいない」というような統計結果を見たことがあるが、パソコンからスマホに移行している現在では、おそらくこの数字はもっと低くなっているのではないかと思われる。1ヶ月間に何回ブログ記事をアップするかでも違ってくると思うが、ブログ記事を書くという労力に対して得られる収入は決して高いものではない。数時間もかけてブログ記事を書いても、ぜいぜい数百円程度が相場であり、非アフィリエイト記事であれば、全くの0円ということもある。毎日数十万PVもあるようなブログであれば、それなりに儲かるのかもしれないが、芸能人でもない限り、毎日数十万PVというのは至難の業だろうと思う。

 よく、最低賃金は800数十円という話題が取り沙汰されることがあるが、ブログを書くことが労働であると仮定するなら、最低賃金どころか、時給100円以下ということも十分に有り得る…と言うか、実際そうなっている。
 だから、大抵のブロガーというものは、お金儲けが目的でブログを書いているわけではないと思う。私の場合も、文章を書くのが好きだから(=趣味)、社会を少しでも良くしたいから(=善意)、そんな純粋な動機でブログを書いている。これが労働であるなら、これほど割に合わない仕事もないと思うし、実際、ここまで続けてはこれなかったと思う。

 「じゃなぜ、あなたはアフィリエイトをやっているのか?」と疑問に思った人がいるかもしれないが、ブログ記事を書いたことの影響度が知りたいという意味合いが最も強い。
 例えば、たまに書評記事を書くことがあるが、その書評によってどれだけの本が売れたのか知りたいという気持ちがある。以前、『経済大国なのになぜ貧しいのか?』という本の感想を書いた時は、50数冊あったアマゾンの在庫が即日売り切れになったことがあった。こういった場合、自分の書いた記事が消費を押し上げたという意味では大きな喜びになる。お金が入ることが嬉しくないと言えば嘘になるが、微々たる収入よりも社会に役立ったという満足感の方が大きい。

 本を買って、その本を読み、読んだ感想を書くことによって、投資した書籍代が回収できるのであれば、なお理想的だ。
 「本を買う→本を読む→感想を書く→収入が入る→そのお金で次の本を買う」というような誰も損をしない好循環サイクルがずっと続くようなら、ブロガー冥利に尽きるというものだろうけれど、なかなかそうはいかない。これまで、投資した書籍代をアフィリエイトで回収できたのは2度しかない。

■「アフィリエイトシステム」に見る理想の社会

 アマゾンのアフィリエイトの場合、商品画像をクリックしたからといって報酬が発生するわけではないので、「クリックしないように注意しましょう」などというのは全くの誤解に基づいた意見だと言える。それに、報酬が発生したとしても、その報酬はクリックした本人が支払うわけではない。報酬はアマゾン側が支払うわけで、クリックした人や商品を購入した人が追加費用を支払うわけでもないのに、一体何を注意するというのだろうか?
 もしかして、「他人が儲けることは悪なので、注意しましょう」ということなのだろうか?

 私の場合、他人の書いた良いブログ記事を読ませてもらった場合は、お礼に広告をクリックするようにしている。
 ブログという媒体は、基本的にお金が動かないシステムなので、1ブロガーとして率先的にお金が動くように努めている(1クリックで動く金額は微々たるものだが)。個人的には、それがギブ&テイクというものだと思っている。

 アフィリエイトシステムというものを嫉妬の対象のように捉えている人もいるようだが、個人的にはアフィリエイトシステムというものは、実に優れた仕組みだと思う。例えば、1冊1000円の本であれば、通常の取引では、消費者が1000円を支払い、生産者が1000円を受け取るというシステムだが、アフィリエイトの場合、生産者が数パーセントの報酬を、本を紹介した人にお礼として分配するシステムだ。
 「何を今更」と言われるかもしれないが、本記事は主にアフィリエイトに理解のない人を対象に書いているので、ご容赦願いたい。

 消費者が紹介料を支払うのではなく、生産者が紹介料を支払うシステムというところは非常に重要だ。それは、消費者は無料で商品の紹介記事が読める(=情報を無料で手に入れることができる)ということであり、紹介料は消費者でなく、生産者が支払っている。これは当たり前のようで実は当たり前ではない画期的なシステムだ。何が画期的なのかと言うと、「消費意欲を減退させることなく消費を促すことができる好循環システム」だということ。
 アフィリエイトのようなシステムは、お金が動かなくなった21世紀にこそ必要な経済システムだと思われるのだが、そのシステムを嫉妬の対象にしか考えられない人がいることが残念だ。

 欧米では、他人の努力というものを正当に評価する向きが強く、かつ同一言語(英語)のユーザーが多いせいもあるのか、アフィリエイトで成功するブロガーも多いそうだが、日本のように他人の努力や成功は妬ましいとする感情が渦まいている国では、アフィリエイトで成功するブロガーもなかなか生まれないのかもしれない。好循環を嫉妬し、悪循環を愛する、なんともさもしい…いや、寂しい社会だ。「好循環を愛し、悪循環を憎む」という当たり前の社会になってくれないものだろうか。
 他人の努力を妬むという嫉妬社会ではなくて、個人の努力が素直に報われる社会の到来こそが多くのブロガーが理想とする社会なのだろうと思う。

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コメント

素人がやってるブログなんて自己満足。
オナニー見せつけられてるようなもんだからね。

投稿: 誰も嫉妬なんかしてないよ | 2015年10月 2日 (金) 09時32分

> 社会を少しでも良くしたいから(=善意)、
> そんな純粋な動機でブログを書いている。

「社会を少しでも良くしたい」?
確率の初歩もわからん上に、自分の間違いを絶対に認めんヤツには、無理無理。

投稿: | 2015年10月 2日 (金) 22時24分

自分のアタマを少しでも良くしなさいよ
話はそれからだ

投稿: 日本を少しでも良くする前に | 2015年10月 2日 (金) 23時27分

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