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年賀ハガキの販売枚数を増加させる簡単な方法

■「年賀状の宝くじ化」という逆転の発想

 多忙な師走になり、今年も年賀状を書く時期を迎えた。年賀状を書く(出す)人が年々減少傾向にあることは言わずと知れたことだが、来年(2016年)用の年賀ハガキの発行枚数は約30億枚だったそうで、前年比で6%もダウンしたらしい。日本郵便は国民の「年賀状離れ」に待ったをかけるべく、人気アイドルグループの嵐をCMに起用し「年賀状ください」と訴えかけていたが、果たしてどれだけの効果があったのだろうか?
 2014年度からは年賀ハガキの賞品として初の「現金(1万円)」が加えられたが、あまり効果がなかったのか、2016年度は賞金額が10倍の10万円に引き上げられた。(無論、当選確率は10分の1になった)
 その効果のほどもあまり芳しくなかったようだが、正直なところ「インパクトが弱過ぎるのではないか」と思う。10万円程度で人心を動かそうとすることに無理があるとも言える。

 年賀ハガキの販売数が伸びないせいか、郵便局員には年賀状の販売ノルマというものがあることはよく知られており、自費で購入する「自爆営業」というものも社会問題化している。
 善いか悪いかはともかくとして、20年ほど前から流行りだした電子メールのおかげで、手紙を書くという文化が衰退してしまい、加えてデフレ社会におけるコスト削減意識が定着してしまったためか、年賀状そのものを無駄遣いと捉える向きもある。

 悲観的に考えれば、年賀状文化の先行きには暗雲が棚引いているかに見えるが、実はこの年賀状文化を再び、発展・隆盛させる簡単な方法がある。その方策を講じれば、間違いなく年賀状の販売枚数は増加する。その方策とは何かというと「年賀状の宝くじ化」である。

 「えっ? 年賀状って、もともとお年玉くじが付いているのではないの?」と思った人がいるかもしれない。しかし、ここで述べているのは、そんなスケールの小さな話ではない。「年賀状にお年玉を付ける」という発想ではなく、「宝くじに年賀状を付ける」という逆転の発想、それが「年賀状の宝くじ化」である。

■「年賀状の宝くじ化」を邪魔するものはない

 現在の年賀ハガキを1枚10円値上げして、その値上げした分を宝くじ化(ギャンブル化)すればいい。今年で30億枚売れたということは、1枚10円の値上げで300億円調達できるわけだから、そのお金を全て宝くじの賞金とすればいい。1億円300本でもいいし、1000万円3000本でもいいと思う。
 無論、一般の宝くじのようなテラ銭は抜きで実施することが望ましい。偽装防止処理で少し予算が必要かもしれないが、その分は販売数増加で儲けたお金を充当すればいいと思う。年賀ハガキ発行枚数は30億枚から50億枚以上に激増するだろうから、テラ銭を取らなくても充分に利益は出ると思う。

 現在(2016年度)は年賀ハガキ100万枚に1枚の割合で10万円が当選することになっている。30億枚販売すれば(30億枚÷100万枚=)3000本の当選が出るということなので、(10万円×3000本=)計3億円分が賞金金額になっていることになる。
 この計算で考えれば、現在は年賀ハガキ1枚当たり10銭しかギャンブル化されていないことになる。これを1枚当たり100倍の10円に増やせばいい。1枚10円分のコストは消費者が支払ってくれるので、何の問題もない。

 「10円も値上げすれば逆に売れなくなるのでは?」と思った人がいるかもしれないが、その心配はない。年賀ハガキを買わなくなる人よりも買う人の方が増えるはずなので、ノープロブレムだ。日本は、1枚300円もする紙切れ(宝くじ)にホイホイお金を出す人が大勢いる国なので、ハガキとして使用できる価値ある年賀ハガキに60円程度支払うことを厭う理由はない。300円で5枚も買える宝くじを「高い」と感じるギャンブラーはほとんどいないはずだ。

 「年賀状文化にギャンブル性を持ち込むとは何事か!」と憤る人もいるかもしれないが、そもそも年賀状は昔からギャンブル要素を抱えているものである。賞金10万円までならよくて、1000万円になればギャンブルだと言うのでは可笑しい。

 「年賀状を宝くじ化すれば、年末ドリームジャンボ宝くじが売れなくなるではないか!」という販売者側の意見もあるかもしれないが、年賀ハガキを10円値上げした程度で宝くじを買わなくなる人がいるとは思えないので、これも杞憂だろう。

■「年賀状の宝くじ化」で景気もよくなる

 年賀状を宝くじ化することにおけるメリットは計り知れない。少し列挙すると、

 1、余っても宝くじとしての価値は残るし、ハズレてもハガキとして利用できるので、損失感が少ない。

 「宝くじ」という価値を付加すれば、必要枚数キッチリでセコセコ買う必要がなくなるので販売数は更に伸びる。

 2、年賀状の返事が返ってくるようになる。

 毎年、年賀状を出しても返ってこない人がいるが、そういった人も年賀状を返すようになる。なぜなら、もらう物は「年賀状」ではなく「宝くじ」という認識になるので、ギブアンドテイク感が強くなるため。当選すれば1億円にもなる価値ある物をもらって、何も返さないというのは、さすがに気が引けるという人が出てくる。
 当選した人は、年賀状をもらった人に数%の報酬を返すというルールを(もちろん任意で)設けてもよいと思う。1億円当たった人は、100万円(1%)を相手にお返しするような決まり事が習慣化されれば、年賀状を出す(書く)人はもっと増える。

 3、郵便局員が自爆営業をせずとも、郵便局の前に行列ができる。

 自爆営業のストレスで病気になるような人がいなくなるのは良いことだ。

 4、関連会社(印刷会社や製紙会社 etc.)の景気も良くなり、雇用も増える。

 その他諸々、数え挙げればキリがない。

■「年賀状の宝くじ化」で億万長者が生まれる時代

 年賀状の文化が衰退し始めて早20年、多くの人はネット社会の前では、この衰退に歯止めをかけることはできないと思いがちだ。しかし、紙という媒体を変えることができなくても、制度を変えれば、まだまだ衰退せずに発展できる。年賀ハガキの賞金を大幅に上げて、人々の認識を「年賀ハガキ」から「宝くじハガキ」に上書きすることができれば、年賀状文化はこの先、人口が減っても数十年は安泰だろう。

 ネット社会で人々は、お金が有るにも拘らず、お金を使用しなくなった。無料で手に入るものまであるため、気が付かないうちに値段ばかりを気にするような守銭奴と化しているような人も大勢いる。そんな社会では、人々にお金を使わせることをまず考えなければいけない。そのためには、言葉は悪いかもしれないが、人間の欲望(この場合は金銭欲)を利用するのが1番てっとり早い。
 先にも述べた通り、そういった欲望を目の敵にして「けしからん」と言うような融通の利かない頭の固い人々が年賀状文化を破壊することになるのである。

 これまでは、株で億万長者になる人や、宝くじで億万長者になる人はいたが、これからは年賀状で億万長者になる人がいてもいい。年賀状で1億円当選して人生が変わる人がいてもいい。毎年、そういった幸せな人を数百人、数千人出していくことで、自然発生的にトリクルダウンが生じて景気も良くなっていく。

 日本郵便(日本郵政)も今年、上場企業となったわけだから、これまでのように地味な景品や賞金に囚われずに大々的に変革を行った方が良いのではないかと思う。来年は上場1周年記念として「年賀状の宝くじ化」を目指してもらいたい。
 来年の年賀状CMは「年賀状ください」ではなく「宝くじください」になることを願う。

【関連記事】『6億円宝くじ』にみる不可思議な現象

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コメント

小学生のころ、よく話していたなぁ

投稿: このアイデア | 2015年12月 7日 (月) 16時57分

そうなると、単純に年賀状が大量に盗まれるだけではないでしょうか?

投稿: | 2015年12月 7日 (月) 17時46分

しょっちゅうニュースになっている郵便配達員が、面倒なので郵便物を捨てたというのが、年賀状を盗んだ、とかならないかな。

投稿: 確かに | 2015年12月 7日 (月) 18時48分

年賀状の宝くじ化を邪魔するのは、真っ先に郵政法です。郵便料金の5000倍が上限ですから。まぁもし法律を変えてブログ主さんの案が実現したとすると、まず年賀ハガキが大量に売れるかもしれませんが、買った人の多くが当選者発表まで年賀状を出さず、ハズレを確認した後に郵便局で切手に交換、その後金券ショップで換金、でしょうね。

投稿: | 2015年12月 8日 (火) 01時41分

小学生が考えそうなロジックだ

投稿: さすが論理的 | 2015年12月 8日 (火) 07時05分

一生懸命、考えたんです。

投稿: これでも | 2015年12月11日 (金) 22時43分

↑にもコメあるんですが、大量に買って年賀状あまりませんかね? くじってことは自分で出さずにもってて結果出るまでださないとおもうんですが。
そういう思いつきのアイデアだけで、実際の運用のこと全く考えられていなそうで、筆者の浅い思考が目に浮かびます。 もっと論理的に考えた方が良いかと。


> 「10円も値上げすれば逆に売れなくなるのでは?」>と思った人がいるかもしれないが、その心配はない。年>賀ハガキを買わなくなる人よりも買う人の方が増えるは>ずなので、ノープロブレムだ

これの根拠教えてください。

投稿: じゅん | 2015年12月16日 (水) 03時30分

宝くじ化によってどの購買層が増えるの?

ギャンブラー?
戻り率の高い、普通の宝くじを買うでしょ。

今までも年賀状買ってた人?
送り先に当たってもらいたいと、購買数を増やす人より、値上げて枚数を減らす人の方が多いんじゃない?

ノープロブレムどころか、ノープラン、ノータリンですね。

投稿: ツッコミどころ満載です | 2015年12月16日 (水) 07時29分

自分が思いついたことを検証もせず、「他の人も同じことを考えるかも」とも思わず、あたかも世紀の発見かのごとく上から目線で振る舞えるその態度は、ちょっと面白いです。「それは皆が思いつくことだよ」とか「そういう話を開陳すると逆に恥をかくよ」みたいなアドバイスをくれる友達とかいないんですね。残念なことです。

投稿: | 2015年12月17日 (木) 10時07分

小学六年生のムスコに、こんなアイデアはどう?と聞いてみた。
すると、上に上がったコメントのようなことを返され、売れる訳無いじゃん。
と、言われました。

投稿: うちの子に聞いてみた | 2015年12月17日 (木) 10時58分

また宝くじの話してる

投稿: 宝くじおじさんが | 2015年12月19日 (土) 17時20分

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