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2017年2月

ヤマト運輸問題でアマゾン配送料は値上げに向かう

■アナログ仕事から脱せない宅配業務

 昔に読んだ評論家の竹村健一氏の『金融を知らんと明日は大損!』という本の中に、これから高成長する業種は「金融」と「通信」と「運送」だと書かれていたが、それから20年近く、情報革命化と歩調を合わせるかのように、この3業種は拡大の一途を辿ってきた。
 この3業種の中で現在、最も注目されるようになってきたのが「運送」であり、ネット通販の隆盛により、様々な問題点が表面化しつつある。
 データを扱うことが主流になった「金融」や「通信」と違って、「運送」の場合、荷物をデジタルデータにはできないので、どこまで時代が進んでも人間が荷物を運ばなければいけない。書籍や映像、音楽、ゲームなどデジタル化が可能のものはこの限りではないが、電器製品や衣類、日用品等はどこまでいってもデジタル化は不可能なので、人間が配達するしかない。

 最近は、仕事が多くなり過ぎたヤマト運輸の報道もよく耳にする。
 ヤマト運輸の場合、アマゾンからの請け負い仕事が多くなり過ぎたことによる長時間&超過密業務が問題となっており、仕事量を減少させる方向に調整されるとの噂も飛び交っている。政府が「働き方改革」を標榜しているので、宅配業務の過労問題がクローズアップされる前に先に手を打ったのかもしれないが、いずれは見直されるべき課題だったのだろうと思う。

■未だ現実味のないドローン配達

 アマゾンの宅配業務は佐川急便が8年間務めた後、ヤマト運輸に変更となって4年を迎える。ヤマト運輸の配送人員を増やせばいいという意見も聞かれるが、実際に人員は増やしているらしい。しかし、あまりにも人員を増やし過ぎると人件費も跳ね上がることになり、運送料も上げなければ採算が合わなくなる。
 運送業者はヤマト運輸だけではないので、アマゾンが配送料値上げを素直に受け入れるかどうかも分からない。

 ドローンを使用できるようになれば解決するというような意見もあるようだが、これも今のところはまだ試験段階であり、各家庭の玄関先まで商品を配送するなどという芸当がそう易々と実現できるとは思えない。仮にできたとしても、受け取り人が不在ならどうするのかという問題もある。荷物によっては防犯の問題や危険性の問題もあり、それなら、コンビニで受け取る現在のシステムの方が優れているという人もいるだろう。

 空を見上げれば、宅配用のドローンがいつも飛んでいるというような光景は想像できても、リアルさが全く感じられず、未だSFの領域に近いと思える。
 自動運転車にしても宅配ドローンにしても、テクロノジーだけが先行して進んでいるだけで、未だインフラが全く追い付いていない状態であり、どんな事故が起こるかさえ分からない。もし事故が発生した場合には、どういった問題に発展するかというシミュレーションすらできていない状況だろうと思う。
 オスプレイ墜落問題のように、ドローン墜落問題もそのうち問題視されるようになるかもしれない。オスプレイであれだけ騒がれるのだから、ドローンが無音で家屋に墜落したなどという事故が発生した場合、「ドローン反対!」と言うような人が大勢出てくるかもしれない。

■「ヤマト運輸」の配送問題は「すき家」のワンオペ問題と同じ

 ヤマト運輸の配送員の給料を上げればいいという意見もあるが、給料を上げれば解決する問題ではないだろう。かつての「すき家」のワンオペ問題と同様、昼食を食べる時間もないほどに多忙なことが問題なのだから、給料を上げたからといって、人員が確保できるとは限らない。実際に「すき家」でも、時給を上げたところで逃げ出すアルバイトを引き止める効果は無かった。
 ここはやはり、「すき家」を見倣って、仕事量(仕事時間)を減少させる方向で手を打つのが得策だろうと思う。その場合、アマゾン側がヤマト運輸以外の運送業者とも手を組まなければいけなくなる。もしそれが不可能ということなら、ヤマト運輸も佐川急便と同様、撤退するしかなくなる。
 しかし、佐川急便やヤマト運輸の代わりを担う宅配業者が有るとは思えないし、仮に有ったとしても佐川やヤマトの二の舞(三の舞)になってしまう可能性が極めて高い。

 いずれにしても、現状のシステムではアマゾンの宅配業務を継続していくことは難しくなってきていることは間違いない。どう転んだとしても、おそらくアマゾンの配送料は上がる方向で調整が進むのではないかと推測する。ネット通販の無料配送や激安配送は、大きく見直される方向に進みそうだ。
 ネット通販の3大メリットである「早い安い動かなくてもいい」の「早い・安い」のどちらか1つは削られていくことになると思われるが、それは社会全体で考えれば良いことなのかもしれない。三兎を追って二兎が手に入るのであれば、それで満足するべきなのかもしれない。
【関連記事】アマゾン1円販売モデルの行方
      「すき家」の誤算【見えない付加価値】

【追記】2017.2.27
(BLOGOS転載記事のコメントに対する返答になります)

>ただ、この「自由人」氏という筆者は、わりと最近、「1日8時間労働にこだわる必要はない。今はもっと短くて良い時代だ。8時間もする仕事がない」みたいなことを何度か力説していたので、その主張と、今回の宅配現場の過酷な労働状況の議論とはどういうふうに両立しているのかどうか、一度たずねてみたいものです。

 職種によっては8時間もいらない仕事もあれば、8時間では全く足りない仕事もあるのは当たり前の話であって、なぜ全ての会社や仕事を十把一絡げにしなければいけないのか意味不明です。「8時間」という時間に囚われる問題と、仕事量の多寡の問題は全くの別問題であって、分けて考えるべきであることは普通に考えれば解ることです。

>1日8時間にこだわる必要がないどころか、1日24時間あっても足りないような現場があって問題になっているわけですが。

 これも、ただの言い掛かりにしかなっていません。分けて考えるべき問題を「同一に考えろ!」と言っているようなものですから、誰が考えても無理ゲーです。

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BOOK『歯はみがいてはいけない』を読んで。

■「食後すぐに歯みがきしてはいけない」が世界の常識

 昨年の夏頃に発売された新書『歯はみがいてはいけない』(森 昭著)を読んでみた。

 本書のタイトル「歯はみがいてはいけない」というのは、もちろん誇張表現であり、言葉を端折らずに正しく書くならば、「歯は(食後すぐに)みがいてはいけない」となる。
 それでも、「えっ!?」と驚く人が多そうだが、本書によると、食後すぐに歯みがきする習慣がある国は「日本」と「韓国」だけであるらしい。無論、日本と韓国が世界に先んじて食後に歯みがきを行うようになったという美談ではなく、その逆で、世界の常識から隔絶してしまったという意味である。
 韓国の場合は、日本の歯みがき文化を真似たそうなので、食後に歯みがきする習慣を最初に作り出した国は「日本」ということになる。翻って、世界に目を向けてみると、「食後すぐに歯みがきしてはいけない」という真逆の常識が根付いているらしい。

 ではなぜ、日本でそのような特異な習慣が出来上がってしまったのか?と言うと、1960年代に始まったとされる「3・3・3運動※」というものが提唱されたことに依る。それ以来、この運動が国民の間で“常識”として根付いてしまい、歯みがき習慣に関してもまた、日本の常識だけは世界の非常識となってしまったというわけだ。

※「毎食後3分以内に3分間、一日3回歯をみがこう」というキャンペーン

■「3・3・3運動」から生まれた悪弊

 私の場合、いつの頃からか朝起きてすぐ歯磨きし、就寝前に歯磨きするという習慣が出来上がっていたので、運良く驚かずに済んだが、自らの歯みがき習慣が世界の非常識だったことを知って「えー?!」と驚いた人も結構いるのではないだろうか?

 夜間、寝ている間に口腔内に雑菌が大量に繁殖しているので、朝起きて歯を磨かないまま食事をすると気持ちが悪いし、寝る前も口の中を清潔にしておかないと余計に雑菌が繁殖しそうなので歯を磨く。普通に考えれば、これはごく自然に根付くべき習慣だと思われるのだが、日本ではそうはならなかった。
 良かれと思い人為的に作られた習慣(この場合は「3・3・3運動」)が、皮肉なことに当たり前の習慣が定着することを阻害し、間違った悪習慣を根付かせることに役立ってしまう。こういった悪弊を回避するためには、常に世の中の常識というものが、いつ、どうやって生まれたのか?ということに思いを巡らせる必要がある。

 実際は、雑菌が気持ち悪いというような感覚的な理由だけでなく、食後すぐに歯みがきしてはいけない科学的な理由も本書には詳しく書かれている。詳細は本書に譲らせていただくが、間違った歯みがき習慣を何十年も続けてきた人々にとってはショッキングかつ有益な情報が書かれている。

■「増え過ぎた歯科医」と「安過ぎる治療費」が齎した悲劇

 朝食を食べる前に歯みがきすると、食事の味が変わってしまうので、仕方なく食事の後に歯をみがいているという人は多いと思う。歯をみがいた後は、歯みがき粉に含まれている界面活性剤やメントール成分が口中に残っているので、食事が苦く感じる。そのため、食前はうがいだけにして、食後に歯みがきする習慣が身に付いたという人も案外多いのではないかと思う。
 私の場合、この(苦い)問題をクリアするために「せっけんハミガキ」を使用している。これだと、ほとんど無味無臭なので、食前に歯みがきしても、食事の味は損なわれないのでオススメだ。

 本書には、現在の歯科業界が陥っている問題点もいくつか指摘されている。アメリカでは1本の歯の根を治療するのに10万8000円かかるが、日本では5800円らしく、20倍近くもの差があるらしい。国民皆保険制度のおかげで治療費が(他の国と比較して)安価に成り過ぎているためか、歯科医には様々なジレンマもあるらしい。

 私も何年か前に、歯の詰め物が1年で取れたので歯医者に行った。その詰め物をした当の歯医者だったのだが、いつまで経っても治療完了とならず、通う度に「あと何回です」とどんどん延びていったので、途中でお断りしたことがある。1回や2回で終わりそうな治療をどこまで引っ張るのか?と疑念を抱き、患者を無視した押し売り的な姿勢に憤りを感じたことを覚えている。
 そういった出来事もまた、増え過ぎた歯科医と安過ぎる治療費が齎した悲劇であったのかもしれない。

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「タクシー料金改定」で考える「ブックオフの価格改定」

■タクシー初乗り運賃410円の是非

 東京都心部で実施されたタクシー初乗り運賃410円の導入で、タクシー利用者数が増加したことが判明した。今のところ、賛否意見が定まらず二転三転しているものの、最終的には良い結果を生むことになりそうだ。

 実際のところ、初乗り730円というのは少し料金が高過ぎるわけで、「ちょい乗り」するには敷居が高い。730円も支払うなら「歩いて行こうか」という心理が働くことは否定できない。2km以内は全て一律料金(730円)というのも問題で、1kmや500mしか乗らない人にとっては、「歩いて行こうか」ということになってしまう。

 初乗り運賃410円にすれば、利用者数が増えることはテストするまでもないことで、問題となるのは、トータルの売上が上がるかどうかだ。410円にすることによって失われる利益分を集客数によって補えるかどうかが最大の問題点なわけだが、これもおそらく問題ないだろうと思われる。

 以前、「ワンコインタクシー」というものが問題になったことがあった。今回の初乗り410円は「ワンコインタクシー」よりも安価なわけだが、値下げしてマイナスになった利益分を補う手段が講じられている。それは、言うまでもなく、中・長距離利用客の料金が上がることだが、この中・長距離利用客が減少するかどうか、成否の鍵はここにある。

 短距離(2km以内)の利用者は100%増える。これは間違いない。では、料金が値上げされる2km以上の利用者はどうなるか? おそらく、それほど減少しないのではないかと思われる。

 私も飲会がある時などは最寄りの駅から自宅までタクシーを利用している。駅からかなり離れているので、歩いて帰るわけにはいかないという理由もあるのだが、少し値上がりしても利用しないというわけにはいかない。
 短距離の場合は、タクシーを利用するか利用しないかという選択ができるが、長距離の場合は、タクシー以外に選択する手段がない場合が多いと思われるので、それほど減少しないだろう。実に単純な理由だが、案外、そんなものだろうと思う。

■ブックオフ古本価格改定の是非

 さて、前置きはこの辺にして本題に入ろう。タクシー料金の改定ではなく、ブックオフの価格改定に話を移そう。

 私も一応、個人投資家なので、バフェット氏に習って自分自身がよく利用する企業の株主になっている。ブックオフもよく利用するショップなので、応援の意味も込めて株主になっている。1株主として、複数の店舗の様子を覗きに行くこともある(もちろん買い物もする)のだが、どうもここ数年は古本の値上げが著しい感じがする。

 昔は市販価格の半額だったものが、最近では定価の2割引程度になっている場合が多い。店舗によって多少の価格差があるものの、値上げしていることは一目瞭然となっている。
 私の場合、新刊はリアル書店で購入するので、ブックオフに出たばかりの新刊等が置いていなくても特に問題はないのだが、消費者心理というものを考えると、これはどうなのか?と思うことがある。

 以前は100円で販売されていた古本が200円に値上がりしていることも多く見かける。
 100円の古本を200円に値上げしても「買わない」という人はそれほどいないと思われるが、半額だった古本が3割も値上げになった場合は「買わない」という人が結構いると思われる。
 アマゾンで古本を購入する場合、送料250円が一律にかかるので、たとえ価格が1円の商品だったとしても、ブックオフで200円で買う方が安い。だから、200円で販売することは(株主として)賛成だ。(消費者は反対かもしれないが)

 しかし、半額だった商品を2割引きまで値上げすると、今度は、「新刊を買った方がいい」と思う人が増えることになる。ブックオフの大株主には出版関連企業が多いので、それが目的なのかもしれないが、古本の販売業としては、少し矛盾を感じてしまう。

 多くの消費者は、「ブックオフで買うなら新刊を買った方がいい」と思っても、「アマゾンで買うなら新刊を買った方がいい」とは思わない。この矛盾をクリアしない限り、問題は解決されない。
 タクシー料金と同様、古本料金の改定も、成否の鍵を握っているのは消費者心理だと思われるので、消費者心理に則した改善を期待したい。

【関連記事】アマゾン1円販売モデルの行方

【追記】2017.2.13
(BLOGOS転載記事のコメントに対する返答になります)

>ブックオフは、家電からスマフォ、レコード、古着まで、なんでも扱う他品種へと拡大して乗り切ろうとしてますけど、成果はそれほどあがってません。
この状況では、主力の『古本』で利益をあげて穴を埋めるしかなく、値上げもやむなしでしょう。

 『古本』の販売が主力であるからこそ“消費者心理”を考慮した方が良いということであって、むやみに値上げすれば、返って売上が落ちる場合もあります。利益を求めて価格を上げれば、更に利益が逃げる。言わば、デフレスパイラルの逆現象です。

>ブックオフの買取価格が低すぎるという悪評で、売れ線の本をブックオフは確保できなくなっており、ある程度仕入れの供給を維持するためには、買取価格を上げねばならず、そのためには販売価格も上げざるを得ないのです。

 私自身、ブックオフに本を売ることもありますが、特に買取価格が上がっている様子はありませんが…。現場を見ずに憶測だけで批判するのは御遠慮願います。

>それならブックオフ側が自分たちでネットで売ったりした方が儲かるしその値段に店舗価格をあわせた方が合理的な気がする。

 ブックオフの筆頭株主はヤフーなので、もう随分前からブックオフはヤフオクでも古本を販売しています。

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日米首脳会談のキーワードは「本音」

■トランプ会談における「本音 > ハッタリ > 建前」の関係性

 2月10日に予定されている日米首脳会談に先んじて、安倍総理は2月3日にトヨタ自動車の豊田社長と会談することになっている。大方の予想通り、トランプ大統領から日本の自動車産業について批判された場合を考えてのことだろうと思う。事前にある程度の予備知識を用意して会談に臨まないと、トランプ大統領から一方的に突っ込まれ、タジタジになってしまう可能性があるので「返す言葉」を見つけるという意味でのトヨタ会談なのだろうと推察する。

 既にアメリカ政府のTPP不参加は既成事実となっているので、日米2国間における貿易交渉を如何に(有利に)進めるかが今回の日米首脳会談の要諦(メインテーマ)になると思われるが、ハッタリ混じりの本音をズケズケと述べるトランプ大統領に対して、どこまで応戦できるかが安倍総理に問われている資質だろう。トランプ大統領相手には、これまでのような建前外交は通用しないということを肝に銘じて臨んでいただきたいと思う。

 トランプ大統領が誕生して思われることは、1にも2にもキーワードは「本音」、これに尽きる。「本音」を述べる相手に対しては「本音」でぶつかっていくしか手はない。幸か不幸か、これまでのような言いたいことも言えない建前だけの逃げ腰外交は通用しない時代を迎えたとも言える。トランプ大統領の「アメリカ・ファースト」に対して、安倍総理は「ジャパン・ファースト」と堂々と言える姿勢が望まれる。
 「本音 > ハッタリ > 建前」の関係は万国共通だと思われるので、建前を意に介さないトランプ大統領には、本音をぶつけるしか勝ち目はない。

■理性的な建前会談ではなく、ジョーク混じりの本音会談を期待

 これは日米安保条約についても言えることで、「日本が得をしている」というトランプ大統領の発言に対しても、「アメリカも得をしている」という本音を堂々と述べる必要がある。「日本に米軍基地が有ることは、日本だけでなくアメリカにとっても必要なことでしょう」と堂々と言い返さなければいけない。
 無論、トランプ大統領はそんなことを説明するまでもなく百も承知だと思うが、一般の人々にも認知させる目的で言うべきことは言っておくべきだと思う。
 これまでのような謝罪外交一辺倒的な優柔不断な姿勢は即座に「負け」を意味する。そういった弱気な姿勢をトランプ大統領に見透かされると、上手いこと言いくるめられて、日本にとって理不尽な貿易協定が強引に結ばれることになりかねない。

 「日本は通貨安誘導を行っている」という批判に対しても、「金融緩和政策(通貨安誘導)を真っ先に行ったのは貴国でしょう。」というようなジョーク混じりの反論をすることが望まれる。(もちろん笑顔 or 苦笑で)
 トランプ大統領が日本に対して要求していることは、半分はハッタリだと思われるが、実質的にも穴だらけの継ぎ接ぎ論なので、本音であればいくらでも反論することは可能だと思う。建前の殻に閉じこもらなければ、交渉を対等かつ有利に進められる可能性も大いに有り得る。

 トランプ会談に必要な武器は「本音」としての正論であり、保身や虚飾のための「理性」という防具は必要ない。陽気な本音論者を前にして陰気な建前論者を演じても無意味だ。そう考えると、少し酒でも飲んで、ほろ酔い気分で会談(接待)した方が成功するかもしれない。

 最後のオチは冗談だが、トランプ大統領相手にはジョークを言えるぐらいが丁度よいのかもしれない。

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