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「戦争を知らない子供たち」はいなくなる

■世界の命運を握った2人の人物

 Jアラート、昔で言うところの「空襲警報」が鳴り響いたというのに、その事の重大さに気が付かず、未だ泰平の眠りの中にある日本をよそに、米朝の間には非常に危うくキナ臭い空気が漂ってきつつある。
 端から聞く耳を持たない独裁者相手に、「話し合いで解決する」というようなソフトな対処法では、残念ながら、この難局は到底乗り越えられそうにない。況して「北朝鮮の核保有を認めるべき」などというのは、正気の沙汰とは思えない。

 日本、ひいては世界の命運は、2人の人物(金正恩とドナルド・トランプ)の一挙手一投足にかかっていると言えるが、金正恩が白旗を掲げない限り、近い将来、多くの人命が失われるだろうことはほぼ間違いないと言える。
 その人命が、北朝鮮人か、韓国人か、日本人か、それともアメリカ人になるかは今のところ不確定だが、このまま何も手を打たないままズルズルといくと、その期間が延びるに比例して、皮肉にも死傷者数は増加することになるだろう。
 日本が被害を免れるためには、誰かが金正恩を暗殺するか、北朝鮮の軍事施設を全て瞬時に破壊するしか手はない。しかし、その場合、多くの北朝鮮の国民も犠牲になることになる。たった1人の狂気の独裁者のために、数十万人、数百万人の人々が巻き添えになる可能性がある。

■「戦争を知った子供たち」の出現

 トランプ氏の「そのうち分かる」という発言は実に意味深だが、そんな言葉が出てくるということは、既にいくつかのプランは用意されているということなのだろう。現状でなら、アメリカはほぼ無傷で北朝鮮を葬ることができるので、障壁になるのは先に述べた人道的な問題だけだろう。

 人道的と言っても、2018年には北朝鮮の核搭載ミサイルが完成すると伝えられている。そうなると自国(アメリカ)の無辜の民が数百万人、数千万人と犠牲になる危険性が出てくるので、その時点で、人道云々などとは言っていられなくなる。自国の民を犠牲にするか、敵国の民を犠牲にするか?と問われれば答えは決まっている。現状では究極の選択であっても、自国の崩壊というリスクが生じれば、躊躇することなく攻撃が開始されるだろう。

 結局、今回の米朝問題を無事に解決できる人間は、1人、金正恩しかいない。彼が降参しない限り、どのみち多くの人々の命が失われることになる。トランプという存在は、彼の悪しき心の写し鏡でしかない。トランプ大統領が如何なる行動に出たとしても、その原因は全て彼(金正恩)自身にある。

 日本の代表的な反戦歌である『戦争を知らない子供たち』という歌があるが、近い将来、日本でも「戦争を知らない子供たち」は誰もいなくなるかもしれない。
 怪我の功名として、「戦争を知った子供たち」の意識に大きな変化が生じ、日本がまともな国になることを願う。(注:軍国主義になるという意味ではないので誤解のないように)

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