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「有給休暇取得」の例え話

■「働いても給料が出ない」の意味

 昨日書いたブログ記事(「有給休暇」強制取得社会の始まり)で、「働かなくても給料が出る」=「働いても給料が出ない」と書くと、「解らない」とコメントしている人が数人おられた。(以下はBLOGOS転載記事のコメント)

>>「働かなくても給料が出る」=「働いても給料が出ない」

>→これ、おかしくね?

>>「働かなくても給料が出る」ということは、逆に言えば、「働いても給料が出ない」ことを意味するからだ。

>ちょっと何言ってるのかわからないんだけども。

>>「働かなくても給料が出る」ということは、逆に言えば、「働いても給料が出ない」ことを意味する

>この論理の根拠がわからない。

 コメントを書く人だけで数人もいるようだと、コメントを書かれない人の中にも解らなかった人が大勢いるかもしれないので、蛇足ながら少し説明しておこうと思う。

 有給休暇を取れば「働かなくても給料が出る」

 これは誰でも解ると思う。では、同じ職場で有給を取らなかった人はどうなるのか? そう考えて両者を比較すれば「働いても給料が出ない」ということになると書いたつもりだったが、まだピンとこないかもしれないので、もっと具体的な例を挙げて説明してみよう。

 例えば、年収300万円のAさんとBさんがいたとして、Aさんは毎年、有給休暇を全部取得しており、Bさんは有給休暇を全く取得していなかったとしよう。

 Aさん・・・年収300万円で有給休暇を全部取得

 Bさん・・・年収300万円で有給休暇を取得せず
 
 AさんとBさんは同期入社で、仕事の能力も同等だった場合、有給休暇を全部取得したとしても、全く取得しなかったとしても、年収が300万円と固定のままなら、どちらが得をして、どちらが損をしているのか?ということ。

 無論、誰が考えても、答えはAさんだ。
 年間出勤日が250日で有給休暇が年間20日間だった場合を考えてみよう。

 その場合、Aさんは230日間働いて300万円の年収を得たことになる。
 では、Bさんはどうかというと、250日間働いて300円の年収になる。
 そう考えると、両者の間には出勤日数に20日間の差があることになるが、収入は変わらないということになる。
 ということは、Aさんは20日間「働かなくても給料が出ている」ことになるが、Bさんは20日間「働いても給料が出なかった」ことになる。つまり、「Aさん」=「Bさん」、または、「300万円」=「300万円」、換言すると、働いても働かなくても結果は変わらないということ。

 これでお解り頂けただろうか?
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