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「推定有罪劇場」の役者達

■いつまでも続く「推定有罪劇場」

 11月19日にカルロス・ゴーン氏が逮捕されてから2週間が経過しようとしているが、未だに日産ゴーン氏を巡る報道は一向に衰えを見せる様子がない。最近になって、様々な方面から「推定有罪」という言葉が出ているが、罪を認めるまで徹底的に叩くという報道姿勢は、まさしく「推定有罪劇場」というイメージが強く感じられ、海外からも批判が出ているらしい。曰く、「推定無罪という近代国家の原則が日本では通用しない」と。

 これはライブドア事件の時にも見られたことで、本人が無実を訴えているにも拘らず、逮捕されたというだけで既に犯罪者扱いとして徹底的に叩き、これでもかという具合に悪人のイメージを植え付ける。

 以前、検察や警察のあまりにも行き過ぎた密室での取り調べが問題となり、取り調べ室の可視化というものが為されたものの、衆人監視のマスコミ報道自体が、閉鎖された密室での取り調べの如くで、罪を認めるまで執拗にバッシングする姿勢を貫いているように見える。そんな風に見えるのは気のせいだろうか?

■「推定有罪論者」から「推定無罪論者」へ

 しかし、ゴーン氏の弁護人を務めているのが、元東京地検特捜部の大鶴基成氏というのは驚いた。大鶴氏と言えば、ライブドア事件で次のような言葉で名を馳せた人物でもある。

額に汗して働く人、リストラされ働けない人、違反すれば儲かると分かっていても法律を遵守している企業の人たちが憤慨するような事案を万難を排しても摘発したい

 その人物が、今度は弁護士の立場になって、ゴーン氏を擁護するというのだから、実に皮肉なもので、なにか因縁を感じてしまう。

 それにしても、モリカケ騒動で、さんざん推定有罪劇場で役者を演じていた人々が、今度の日産騒動では推定有罪を批判し推定無罪論者に転身しているというのも、実に皮肉なものだ。

 ダブルスタンダード(二重基準)とはよく言ったもので、二枚舌もここまでくると立派なものだが、彼らは結局のところ、始めから善悪を理解した上で台本通りに役を演じている役者なのかもしれない。
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